11月11日「独身の日」中国ネット通販レポート

11月11日、日本ではポッキーの日として知られていますが、近年お隣の中国では「光棍節」=枝も葉もない棍棒、つまり子や伴侶を伴わない独身を祝う日とされてきました。

数年前よりアリババグループでは「双十一」と言うコピーを用意して、独身を買い物で楽しもうと、ネット通販の一大バーゲンを展開しています。

2015年天猫Tmall.comでは、この日たった1日でなんと約1兆7,000億円を売り上げました。これは伊勢丹新宿店の6.5年分の売上に相当します。すさまじい消費パワーです。

しかも、売上高の68％がモバイル機器からの注文だったとの事、中国におけるモバイル対応の重要性を物語っています。

しかし、この日買い物をしたお客様のインタビューを見ると、紙おむつや子供服、伴侶へのプレゼントなども買われており、独身の日はどこへやら、アリババが仕掛けた大規模ネット通販の拡販キャンペーンの様相です。

さらに驚くのは、5年前まで115億円だった市場が、5年で約150倍に膨れ上がり巨大市場が出現したことです。

日本の企業にも影響がおよび、この日トランスコスモスが支援した企業の、越境EC扱高総額が2200億円を超えるなど、今後目が離せない市場になりそうです。

◆2015年　Tモール「独身の日」セール　売上トップ企業

位小米 (Xiaomi)←←←←←携帯電話メーカー

2位華為 (Huawei)←←←←←家電メーカー

3位蘇寧 (Suning)←←←←←家電販売店

4位ユニクロ←←←←←←←←アパレルメーカー＆販売

5位魅族 (Meizu)←←←←←←携帯電話メーカー

6位ハイアール(Haier)←←←←家電メーカー

7位実創(Sitrust)←←←←←←インテリア・リフォーム

8位林氏木業 (LinShiMuYe)←家具メーカー
9位楽視TV (Letv)←←←←←オンライン動画配信

10位聯通華盛 (VSENS)←←携帯電話販売店